2あわれみと平へい安あんと愛あいが、あなたがたにますます豊ゆたかに与あたえられますように。

4それは、ある者ものたちが忍しのび込こんできたからです。彼かれらは不ふ敬けい虔けんな者ものたちで、私たちの神かみの恵めぐみを放ほう縦じゅうに変かえ、唯ゆい一いつの支し配はい者しゃであり私たちの主しゅであるイエス・キリストを否ひ定ていしているので、以い下かのようなさばきにあうと昔むかしから記しるされています。

6またイエスは、自じ分ぶんの領りょう分ぶんを守まもらずに自じ分ぶんのいるべき所ところを捨すてた御み使つかいたちを、大おおいなる日ひのさばきのために、永えい遠えんの鎖くさりにつないで暗くら闇やみの下したに閉とじ込こめられました。

7その御み使つかいたちと同おなじように、ソドムやゴモラ、および周しゅう辺へんの町まち々まちも、淫いん行こうにふけって不ふ自し然ぜんな肉にく欲よくを追おい求もとめたため、永えい遠えんの火ひの刑けい罰ばつを受うけて見みせしめにされています。

9御み使つかいのかしらミカエルは、モーセのからだについて悪あく魔まと論ろんじて言いい争あらそったとき、ののしってさばきを宣せん言げんすることはあえてせず、むしろ「主しゅがおまえをとがめてくださるように」と言いいました。

10しかし、この人ひとたちは自じ分ぶんが知しりもしないことを悪わるく言いい、わきまえのない動どう物ぶつのように、本ほん能のうで知しるような事こと柄がらによって滅ほろびるのです。

11わざわいだ。彼かれらはカインの道みちを行いき、利り益えきのためにバラムの迷まよいに陥おちいり、コラのように背そむいて滅ほろびます。

12この人ひとたちは、あなたがたの愛あい餐さんのしみです。恐おそれる心こころもなく一いっ緒しょに食しょく事じをしますが、自じ分ぶんを養やしなっているだけです。彼かれらは、風かぜに吹ふき流ながされる雨あめ無なし雲ぐも、枯かれに枯かれて根ねこそぎにされた、実みのりなき秋あきの木き、

13自じ分ぶんの恥はじを泡あわ立だたせる海うみの荒あら波なみ、真まっ暗くらな闇やみが永えい遠えんに用よう意いされている、さまよえる星ほしです。

15すべての者ものにさばきを行おこない、不ふ敬けい虔けんに生いきる者ものたちのすべての不ふ敬けい虔けんな行おこないと、不ふ敬けい虔けんな罪つみ人びとたちが主しゅに逆さからって語かたったすべての暴ぼう言げんについて、皆みなを罪つみに定さだめるためである。」

16彼かれらは、ぶつぶつ不ふ満まんを並ならべる者ものたちで、自みずからの欲よく望ぼうのままに生いきています。その口くちは大おおげさなことを語かたり、利り益えきのために人ひとにへつらいます。

18彼かれらはあなたがたにこう言いいました。「終おわりの時ときには、嘲あざける者ものたちが現あらわれて、自じ分ぶんの不ふ敬けい虔けんな欲よく望ぼうのままにふるまう。」

19この人ひとたちは、分ぶん裂れつを引ひき起おこす、生うまれつきのままの人にん間げんで、御み霊たまを持もっていません。

20しかし、愛あいする者ものたち。あなたがたは自じ分ぶんたちの最もっとも聖せいなる信しん仰こうの上うえに、自じ分ぶん自じ身しんを築きずき上あげなさい。聖せい霊れいによって祈いのりなさい。

21神かみの愛あいのうちに自じ分ぶん自じ身しんを保たもち、永えい遠えんのいのちに導みちびく、私たちの主しゅイエス・キリストのあわれみを待まち望のぞみなさい。

22ある人ひと々びとが疑うたがいを抱いだくなら、その人ひとたちをあわれみなさい。

23ほかの人ひとたちは、火ひの中なかからつかみ出だして救すくいなさい。また、ほかの人ひとたちは、肉にくによって汚けがされた下した着ぎさえ忌いみ嫌きらい、神かみを恐おそれつつあわれみなさい。

25私たちの救すくい主ぬしである唯ゆい一いつの神かみに、私たちの主しゅイエス・キリストを通とおして、栄えい光こう、威い厳げん、支し配はい、権けん威いが、永えい遠えんの昔むかしも今いまも、世よ々よ限かぎりなくありますように。アーメン。