1ヨブは主しゅに答こたえた。

8今いま、あなたがたは雄お牛うし七頭とうと雄お羊ひつじ七匹ひきを取とって、わたしのしもべヨブのところに行いき、自じ分ぶんたちのために全ぜん焼しょうのささげ物ものを献ささげよ。わたしのしもべヨブがあなたがたのために祈いのる。わたしは彼かれの願ねがいを受うけ入いれるので、あなたがたの愚ぐ行こうに報むくいるようなことはしない。あなたがたは、わたしのしもべヨブのように、わたしについて確たしかなことを語かたらなかったが。」

9テマン人じんエリファズと、シュアハ人じんビルダデと、ナアマ人じんツォファルは行いって、主しゅが彼かれらに命めいじられたようにした。すると主しゅはヨブの願ねがいを受うけ入いれられた。

11こうして彼かれのすべての兄きょう弟だい、すべての姉し妹まい、それに以い前ぜんのすべての知ち人じんは、彼かれのところに来きて、彼かれの家いえで一いっ緒しょに食しょく事じをした。そして彼かれに同どう情じょうし、主しゅが彼かれの上うえにもたらされたすべてのわざわいについて、彼かれを慰なぐさめた。彼かれらはそれぞれ一ケシタと金きんの輪わ一つずつを彼かれに与あたえた。

13また、息むす子こ七人にん、娘むすめ三人にんを持もった。

14彼かれはその第だい一の娘むすめをエミマ、第だい二の娘むすめをケツィア、第だい三の娘むすめをケレン・ハ・プクと名なづけた。

15ヨブの娘むすめたちほど美うつくしい女おんなは、この地ちのどこにも見みつからなかった。彼かの女じょたちの父ちちは彼かの女じょたちに、その兄きょう弟だいたちの間あいだで相そう続ぞく地ちを分わけ与あたえた。

17こうしてヨブは死しんだ。年とし老おいて満みち足たりた生しょう涯がいであった。