1次つぎのような主しゅのことばが私にあった。

2「人ひとの子こよ。イスラエルの山やま々やまに顔かおを向むけ、それらに向むかって預よ言げんせよ。

4あなたがたの祭さい壇だんは荒あらされ、あなたがたの香こうの台だいは破は壊かいされる。わたしはあなたがたの中なかの刺さし殺ころされた者ものどもを、あなたがたの偶ぐう像ぞうの前まえに投なげ捨すてる。

5わたしはイスラエルの民たみの屍しかばねを彼かれらの偶ぐう像ぞうの前まえに置おき、あなたがたの骨ほねをあなたがたの祭さい壇だんの周まわりに散ちらす。

6あなたがたがどこに住すもうとも、町まち々まちは廃はい墟きょとなり、高たかき所ところは荒あらされる。こうして、あなたがたの祭さい壇だんは廃はい墟きょとなり、罰ばつを受うける。あなたがたの偶ぐう像ぞうは破は壊かいされて消しょう滅めつし、あなたがたの香こうの台だいは切きり倒たおされ、あなたがたのわざは消けし去さられ、

7刺さし殺ころされた者ものがあなたがたのただ中なかに横よこたわる。そのときあなたがたは、わたしが主しゅであることを知しる。

9あなたがたのうちで逃のがれた者ものたちは、捕ほ虜りょになって行いった国くに々ぐにで、わたしから離はなれた彼かれらの姦かん淫いんの心こころと、偶ぐう像ぞうを慕したう彼かれらの姦かん淫いんの目めに、わたしがどんなに傷きずついたかを思おもい起おこす。自じ分ぶんたちのした悪あくや、あらゆる忌いみ嫌きらうべきことを、彼かれら自みずからが嫌きらうようになるとき、

10彼かれらは、わたしが主しゅであること、また、わたしが理り由ゆうもなく、このわざわいを彼かれらに下くだすと言いったのではないことを知しる。』」

12遠とおくにいる者ものは疫えき病びょうで死しに、近ちかくにいる者ものは剣つるぎに倒たおれ、生いき残のこって監かん視しされている者ものは飢き饉きんで死しぬ。こうして、わたしは彼かれらに対たいする激はげしい憤いきどおりを終おわらせる。

13彼かれらのうちの刺さし殺ころされた者ものたちが、祭さい壇だんの周まわりの自じ分ぶんたちの偶ぐう像ぞうの間あいだに、すべての高たかい丘おかの上うえや山やま々やまの頂いただきに、すべての青あお々あおとした木きの下したや、すべての茂しげった樫かしの木きの下したに、すなわち、彼かれらがあらゆる偶ぐう像ぞうに芳こうばしい香かおりを供そなえた場ば所しょに横よこたわるとき、あなたがたは、わたしが主しゅであることを知しる。

14わたしが彼かれらの上うえに手てを伸のばし、すべて彼かれらの住すむ所ところ、荒あら野のからリブラまでの地ちを完かん全ぜんに荒こう廃はいした地ちとするとき、彼かれらは、わたしが主しゅであることを知しる。」