Old Testament
New Testament
Bible Versions
Simplified Chinese
English
Traditional Chinese
Spanish
Korean
Russian
Indonesian
French
Japanese
Arabic
Settings
Show Verse Number
Show Title
Show Footnotes
Verse List View
1神の宮へ行くときは、
自分の足に気をつけよ。
近くに行って聞くことは、
愚かな者たちがいけにえを献げるのにまさる。
彼らは自分たちが悪を行っていることを
知らないからだ。
2神の前では、軽々しく
心焦ってことばを出すな。
神は天におられ、あなたは地にいるからだ。
だから、ことばを少なくせよ。
3仕事が多ければ夢を見、
ことばが多ければ愚かな者の声となる。
4神に誓願を立てるときには、
それを果たすのを遅らせてはならない。
愚かな者は喜ばれない。
誓ったことは果たせ。
5誓って果たさないよりは、
誓わないほうがよい。
6あなたの口が、
あなた自身を罪に陥らせないようにせよ。
使者の前で「あれは過失だ」と言ってはならない。
神が、あなたの言うことを聞いて怒り、
あなたの手のわざを滅ぼしてもよいだろうか。
7夢が多く、ことばの多いところには
空しさがある。
ただ、神を恐れよ。
8ある州で、貧しい者が虐げられ、権利と正義が踏みにじられているのを見ても、そのことに驚いてはならない。その上役には、それを見張るもう一人の上役がいて、彼らよりももっと身分が高い者たちもいるからだ。
9国にとっての何にもまさる利益は、農地が耕されるようにする王がいることである。
10金銭を愛する者は金銭に満足しない。
富を愛する者は収益に満足しない。
これもまた空しい。
11財産が増えると、寄食者も増える。
持ち主にとって何の成功だろう。
それを目で眺めているだけだ。
12働く者は少し食べても多く食べても、
心地よく眠る。
富む者は満腹しても、
安眠を妨げられる。
13私は日の下に、
痛ましいわざわいがあるのを見た。
所有者に守られていた富が、
その所有者自身に害を加えることだ。
14その富は不運な出来事で失われ、
息子が生まれても、その者の手もとには何もない。
15母の胎から出て来たときのように、
裸で、来たときの姿で戻って行く。
自分の労苦によって得る、
自分の自由にすることのできるものを、
何一つ持って行くことはない。
16これも痛ましいわざわいだ。
出て来たときと全く同じように去って行く。
風のために労苦して何の益になるだろうか。
17しかも、人は一生、闇の中で食事をする。
多くの苛立ち、病気、そして激しい怒り。
18見よ。私が良いと見たこと、好ましいこととは、こうだ。神がその人に与えたいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦にあって、良き物を楽しみ、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。
19実に神は、すべての人間に富と財を与えてこれを楽しむことを許し、各自が受ける分を受けて自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。
20こういう人は、自分の生涯のことをあれこれ思い返さない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。
聖書 新改訳 2017
©2017 新日本聖書刊行会