Old Testament
- 創創世記
- 出出エジプト記
- レビレビ記
- 民民数記
- 申申命記
- ヨシヨシュア記
- 士士師記
- ルツルツ記
- 1サムサムエル記 第一
- 2サムサムエル記 第二
- 1列列王記 第一
- 2列列王記 第二
- 1歴歴代誌 第一
- 2歴歴代誌 第二
- エズエズラ記
- ネヘネヘミヤ記
- エスエステル記
- ヨブヨブ記
- 詩詩篇
- 箴箴言
- 伝伝道者の書
- 雅雅歌
- イザイザヤ書
- エレエレミヤ書
- 哀哀歌
- エゼエゼキエル書
- ダニダニエル書
- ホセホセア書
- ヨエヨエル書
- アモアモス書
- オバオバデア書
- ヨナヨナ書
- ミカミカ書
- ナホナホム書
- ハバハバクク書
- ゼパゼパニヤ書
- ハガハガイ書
- ゼカゼカリヤ書
- マラマラキ書
New Testament
- マタマタイの福音書
- マルマルコの福音書
- ルカルカの福音書
- ヨハヨハネの福音書
- 使使徒の働き
- ロマローマ人への手紙
- 1コリコリント人への手紙 第一
- 2コリコリント人への手紙 第二
- ガラガラテヤ人への手紙
- エペエペソ人への手紙
- ピリピリピ人への手紙
- コロコロサイ人への手紙
- 1テサテサロニケ人への手紙 第一
- 2テサテサロニケ人への手紙 第二
- 1テモテモテへの手紙 第一
- 2テモテモテへの手紙 第二
- テトテトスへの手紙
- ピレピレモンへの手紙
- へブへブル人への手紙
- ヤコヤコブの手紙
- 1ペ テペテロの手紙 第一
- 2ペテペテロの手紙 第二
- 1ヨハヨハネの手紙 第一
- 2ヨハヨハネの手紙 第二
- 3ヨハヨハネの手紙 第三
- ユダユダの手紙
- 黙ヨハネの黙示録
Bible Versions
Simplified Chinese
English
Traditional Chinese
Spanish
Korean
Russian
Indonesian
French
Others
Settings
Show Section Number
Show Title
Show Footnotes
Verse List View
1ヤコブは旅を続けて、東の人々の国へ行った。
2ふと彼が見ると、野に井戸があった。ちょうどその傍らに、三つの羊の群れが伏していた。その井戸から群れに水を飲ませることになっていたからである。その井戸の口の上にある石は大きかった。
3群れがみなそこに集められたら、その石を井戸の口から転がして、羊に水を飲ませ、その石を再び井戸の口の元の場所に戻すことになっていた。
4ヤコブがその人たちに「兄弟たちよ、あなたがたはどこの方ですか」と尋ねると、彼らは「私たちはハランの者です」と答えた。
5それでヤコブが「あなたがたはナホルの子ラバンをご存じですか」と尋ねると、彼らは「よく知っています」と答えた。
6ヤコブは彼らに尋ねた。「その人は元気ですか。」すると彼らは、「元気です。ほら、娘のラケルが羊を連れてやって来ます」と言った。
7ヤコブは言った。「ご覧なさい。日はまだ高いし、群れを集める時間でもありません。羊に水を飲ませて、草を食べさせに戻ってはどうですか。」
8すると彼らは言った。「そうはできません。群れがみな集められて、井戸の口から石を転がすまでは。それから、羊に水を飲ませるのです。」
9ヤコブがまだ彼らと話しているとき、ラケルが父の羊の群れを連れてやって来た。彼女は羊を飼っていたのである。
10ヤコブは、母の兄ラバンの娘ラケルと、母の兄ラバンの羊の群れを見ると、すぐ近寄って行って、井戸の口の上の石を転がし、母の兄ラバンの羊の群れに水を飲ませた。
11そしてヤコブはラケルに口づけし、声をあげて泣いた。
12ヤコブはラケルに、自分は彼女の父の甥であり、リベカの子であることを告げた。彼女は走って行って、父にそのことを告げた。
13ラバンは妹の子ヤコブのことを聞くとすぐ、彼を迎えに走って行って、彼を抱きしめて口づけした。そして彼を自分の家に連れて帰った。ヤコブはラバンに事の次第をすべて話した。
14ラバンは彼に「あなたは本当に私の骨肉だ」と言った。ヤコブは彼のところに一か月滞在した。
15ラバンはヤコブに言った。「あなたが私の親類だからといって、ただで私に仕えることもないだろう。どういう報酬が欲しいのか、言ってもらいたい。」
16ラバンには二人の娘がいた。姉の名はレア、妹の名はラケルであった。
17レアは目が弱々しかったが、ラケルは姿も美しく、顔だちも美しかった。
18ヤコブはラケルを愛していた。それで、「私はあなたの下の娘ラケルのために、七年間あなたにお仕えします」と言った。
19ラバンは、「娘を他人にやるよりは、あなたにやるほうがよい。私のところにとどまっていなさい」と言った。
20ヤコブはラケルのために七年間仕えた。ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた。
21ヤコブはラバンに言った。「私の妻を下さい。約束の日々が満ちたのですから。彼女のところに入りたいのです。」
22そこでラバンは、その土地の人たちをみな集めて祝宴を催した。
23夕方になって、ラバンは娘のレアをヤコブのところに連れて行ったので、ヤコブは彼女のところに入った。
24ラバンはまた、娘のレアに、自分の女奴隷ジルパを彼女の女奴隷として与えた。
25朝になって、見ると、それはレアであった。それで彼はラバンに言った。「あなたは私に何ということをしたのですか。私はラケルのために、あなたに仕えたのではありませんか。なぜ、私をだましたのですか。」
26ラバンは答えた。「われわれのところでは、上の娘より先に下の娘を嫁がせるようなことはしないのだ。
27この婚礼の一週間を終えなさい。そうすれば、あの娘もあなたにあげよう。その代わり、あなたはもう七年間、私に仕えなければならない。」
28そこで、ヤコブはそのようにした。すなわち、その婚礼の一週間を終えた。それでラバンは、その娘ラケルを彼に妻として与えた。
29ラバンは娘のラケルに、自分の女奴隷ビルハを彼女の女奴隷として与えた。
30ヤコブはこうして、ラケルのところにも入った。ヤコブは、レアよりもラケルを愛していた。それで、もう七年間ラバンに仕えた。
31主はレアが嫌われているのを見て、彼女の胎を開かれたが、ラケルは不妊の女であった。
32レアは身ごもって男の子を産み、その子をルベンと名づけた。彼女が、「主は私の悩みをご覧になった。今こそ夫は私を愛するでしょう」と言ったからである。
33彼女は再び身ごもって男の子を産み、「主は私が嫌われているのを聞いて、この子も私に授けてくださった」と言って、その子をシメオンと名づけた。
34彼女はまた身ごもって男の子を産み、「今度こそ、夫は私に結びつくでしょう。私が彼に三人の子を産んだのだから」と言った。それゆえ、その子の名はレビと呼ばれた。
35彼女はさらに身ごもって男の子を産み、「今度は、私は主をほめたたえます」と言った。それゆえ、彼女はその子をユダと名づけた。その後、彼女は子を産まなくなった。
聖書 新改訳 2017
©2017 新日本聖書刊行会