2主しゅはギデオンに言いわれた。「あなたと一いっ緒しょにいる兵へいは多おおすぎるので、わたしはミディアン人じんを彼かれらの手てに渡わたさない。イスラエルが『自じ分ぶんの手てで自じ分ぶんを救すくった』と言いって、わたしに向むかって誇ほこるといけないからだ。

4主しゅはギデオンに言いわれた。「兵へいはまだ多おおすぎる。彼かれらを連つれて水みず辺べに下くだって行いけ。わたしはそこで、あなたのために彼かれらをより分わけよう。わたしがあなたに、『この者ものはあなたと一いっ緒しょに行いくべきである』と言いうなら、その者ものはあなたと一いっ緒しょに行いかなければならない。またわたしがあなたに、『この者ものはあなたと一いっ緒しょに行いくべきではない』と言いうなら、だれも行いってはならない。」

9その夜よ、主しゅはギデオンに言いわれた。「立たって、あの陣じん営えいに攻せめ下くだれ。それをあなたの手てに渡わたしたから。

15ギデオンはこの夢ゆめの話はなしと解かい釈しゃくを聞きいたとき、主しゅを礼れい拝はいし、イスラエルの陣じん営えいに戻もどって言いった。「立たて。主しゅはミディアン人じんの陣じん営えいをあなたがたの手てに渡わたされた。」

19真ま夜よ中なかの夜よ番ばんが始はじまるとき、ギデオンと、彼かれと一いっ緒しょにいた百人にんの者ものが陣じん営えいの端はしに着ついた。ちょうどそのとき、番ばん兵ぺいが交こう代たいしたばかりであったので、彼かれらは角つの笛ぶえを吹ふき鳴ならし、その手てに持もっていた壺つぼを打うち壊こわした。

24ギデオンはエフライムの山さん地ち全ぜん域いきに使し者しゃを遣つかわして言いった。「下おりて来きて、ミディアン人じんを迎むかえ撃うて。彼かれらから、ベテ・バラまでの流ながれと、ヨルダン川がわを攻せめ取とれ。」エフライム人じんはみな呼よび集あつめられ、ベテ・バラまでの流ながれと、ヨルダン川がわを攻せめ取とった。